1/29「警察・検察の不正の告発を支援する会」集会


「A少年」の保護観察期間終了 1・29今こそ再審を実現しよう!集会
後藤昌次郎弁護士著書出版記念

日時 1月29日(土)午後1時(12時半開場)〜4時半
時所 機械工具会館(東京都港区芝5ー14ー15、JR田町駅、地下鉄三田駅)
主催 警察・検察の不正の告発を支援する会


詳細及び地図
神戸事件の「A少年」の冤罪可能性に取り組んできた後藤昌次郎弁護士が新著 『神戸酒鬼薔薇事件にこだわる理由〜A少年は本当に犯人か〜』(現代人文社) を刊行します。

神戸酒鬼薔薇事件にこだわる理由(わけ)
〜A少年は本当に犯人か〜

編著者: 後藤 昌次郎・著
予価: 1600円(税抜)
判型: 四六
頁数: 160
発行年月日: 2005年1月下旬発売予定
ISBN4-87798-239-6 「神戸酒鬼薔薇事件」では、ほとんどの人がA少年を「犯人」と信じて疑わない。少 年審判に現れた「証拠」をひとつひとつ掘り起こし、神戸酒鬼薔薇事件に新たな視点 を提供する。

警察・検察の不正の告発を支援する会
代表弓削達
電話03ー5684ー5420
FAX03ー5684ー5425
東京都文京区湯島4ー8ー15
第3KSビル201号室

日本中を震憾させた神戸酒鬼薔薇事件から、はや八年を迎えようとしています。

「犯人」とされた「A少年」は、すでに処分期間を満了し、長く閉じこめられていた 少年院を「本退院」しています。

とはいえ、決して自由の身になったわけではありま せん。「民間の支援者らで構成するサポートチーム」なるものによって生活を四六時 中監視され、がんじがらめにされています。それはかりか、マスコミ報道によって 日本中の人々が彼を「犯人」だと信じこまされている現在の状況では、彼の素性が明 らかになった際に心配されるとてっもない危険の恐怖から逃れることはできません。 しかも、被害者の遺族に対する億単位の賠償金を、一生背負っていかなければならな いのです。彼の今は、そして将来は、とても深く暗い闇に閉ざされています。

しかし、本当に「A少年」は犯人か?一一後藤昌次郎弁護士が鋭く問いかけます。

戦 後の松川事件、人海事件等々、数多くの冤罪事件をたたかい、次々と(逆転)無罪判 決をかちとってきた、その貴重な経験と、深く鋭い洞察力、そして今なお若々しくほ とばしる情熱をもって、わが後藤弁護士はいま、全身全霊をかけて神戸事件に取り組 んでいます。この八年近くの闘いの歴史と今後の展望は、闇に閉ざされた「A少年」 の頭上で、流星のごとく一筋の鋭い光を放っています。

後藤弁護士はなぜこの事件に疑問をもち、関わるようになったのか?「証拠と道理」 に基づいて、どのようにして「迷路と化した事件の捜査と審判とマスコミ報道のカラ クリに迫り、分析し、本件の本筋と機微を解明」していったのか? さらに、どのよう な闘いをくり広げ、その中で突き当たった困難をどのようにのリこえてきたのか?… …。

この本を手にすれば、誰もがグイグイとその中にひきこまれ、後藤弁護士ととも に「A少年」の無実を靖らさなければならないという思いにかられるに違いありませ ん。
ぜひ、ご一読を!

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掲載者からひとこと
週刊誌の報道によれば、といっても、安倍晋三や中川昭一にへつらう反人権・反民主雑誌、週刊新潮ですが、それによれば( しつこく1/20、1/27と二度も)、A君は、医療少年院で彼の「治療」を担当した「美人」の(この表現が、この記事の素性を明らかにしているが)精神科医に恋心をいだいたのが、「治癒」のきっかけだったが、彼女に性関係を迫り、押したおしたところ、ことが発覚して、女医を救出にきた職員に取り押さえられて、泣いていたそうです。

この話を事実だとしましょうか?

この反人権雑誌と小田晋や町沢静夫、それに和田秀樹などが、「やっぱり性的サディズムは治っていなかった」と騒いでいます。

性的サディズムとは、何のことでしょうか?

まさか、女性に恋心をいだくことではありますまい。

恋心をいだいた女性に性関係を要求すること、でもありますまい。

拒む女性を押し倒すことでもありますまい。そういうことをされて「怖かった」という女性は、いくらでもいますが、「あれはサディズムです」と言った例は知りません。「一方的で、勝手で、・・」とは、多くの人が言いますが。
「男って、ほんとに・・」と非難なさる女性もとても多いので、男に多いことが窺えます。

これがいいことだとは言いません。
しかし、取り押さえられて泣いてる、どころか、勝手に自分の性欲を満足させた男ですら(たとえばスーフリとか)、「性的サディズム」とは言われない。
A君だけが、性的サディズムと言われるのです。

同じ殺人でも、黒人がやると「やっぱり黒人は」と言われる米国や、おなじ人殺しでも精神科通院の既往歴があると「やっぱり精神異常ってこわいね」と言われたり、おなじバイクに乗って走るのでも、高校生がやると「成績が悪いので、不満を解消するために」と、言われるのと、よく似て、答えはあらかじめセットしてあるということがわかります。こういうのを「差別」というのです。反人権雑誌に、こんな論理は通じまいけれども・・・

自分たちこそ、女医を「美人の」などと言うことで、自分が女性を押し倒す空想を心中にかきたてて喜んでいたくせに(それこそが、社会に蔓延している性的サディズムではないのか)。

自分が診察もしないクライアントに公然と診断を下す、良心のかけらもない精神科医たちは、まるで、A君が年上の女性に恋心をもったことすら、異常だ、と言いたいかのごとくです。
恋心など、年齢の隔てはないものだし、日常接触のある男女間にはいくらでも芽生えるものだ、くらいのことも、ご存じない?(あなた方は、はるか年上や年下の女性に性的な関心をもったことが一度もなく、判でついたように5歳くらい下の女性にだけ、性的魅力を感じてきたのだろうか??) いや、精神分析の名だたる療法家、理論家の経歴を見たことが、この人たちはないのでしょうか。師弟間の結婚のケースがいくらでもある。それを、かれらは、これは転移だから、やめておこう、などと言ったでしょうか? 

幼児や動物に対する性的サディズムをあれほど騒いでいた彼らは、今度はA君が大人の女性に性的関心を感じたことを、異常視しはじめています。何とつごうよくくるくると基準が変わるのでしょう。

この雑誌や医者は、一人の若者を7年間も施設に閉じ込め、その一生を台なしにしながら、こんなにも執拗に、ああでもない、こうでもないと、その「精神」なるものをいじくりまわして、喜んでいる。これを、あなたは、サディズムだとは思いませんか?

反人権雑誌によれば、A君の女医あてに書いたラブレターは大変幼稚な文面であったそうです。多くの文学者らを唸らせたあの犯行声明の筆者が???
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