"ミサイル、銃弾より話し合いを"
伊紙に中田選手語る

しんぶん赤旗2001年10月14日

 サッカーのイタリアプロリーグ・セリエAのパルマでプレーする日本代表の中田英寿選手(二四)が、イタリアの有力スポーツ紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」のインタビューにこたえ、テロ犯罪と米英国による武力攻撃を非難しました。
 中田選手はそのなかで「唯一の解決法は話し合いだ。米国もアフガニスタンもビンラディンも、一般の関係のない人を殺すという点で間違っている」と、民間人への犠牲を懸念。そのうえで、米英による報復攻撃についてこう発言しました。
「復しゅうは正当なことではないということを忘れてはならない。相手がぼくの同国人を殺したから相手の国の人を殺す---そんなことをやっていたら一体どうなってしまうのだろう。ミサイルや銃弾よリ言葉を役立たせなければ、戦争に終わリがなくなる」
 同紙はパルマの主要選手に同じ質問をしました。ファビオ・カンナパーロ主将(イタリア代表)は「爆弾よリパンの詰まった袋を投げてほしい」と語っています。

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