目で見る神戸事件の真相 |
A少年が書かされた「反抗声明」の筆跡は本物と明らかに違っている
7月10日付「検事調書」の添付資料とされたA少年自筆の「犯行声明」の写真が、『噂の眞相』4月号に掲載された。読者や専門家の判断を仰ぐために、この自筆の「声明」と神戸新聞社に送られた本物の第一犯行声明をここに掲載する。
両者を比較すると、「大怨」の字が書けずに「恐」の字と間違えている。またその筆跡は明らかに異なっている。「流」「血」「死」「鬼」「を」などの文字が違っているし、全体として丸文字になっていることは否みがたい。おそらく検事は本物の犯行声明を見せて真似させようとしたのだが、A少年は同じ筆跡で書くことはできなかったのだ。このような筆跡の違いが歴然としているからこそ、「A少年=犯人」説をあおりたてる『文藝春秋』3月号は、わざとA少年の筆跡がわからないようにして「調書」を公表したのだ。
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