糸ノコと金ノコは、表示も置場所も異なる /
黒いビニール袋は現地では売られていない


糸ノコと金ノコは、表示も置場所も異なる


コープリビングセンターの売り場では、“糸ノコ”は上の方に大きく表示されて吊るされ、“金ノコ”はその下、最下段に置いてある。この最下段に置かれた全長47センチメートルの金ノコと上段に吊るされた糸ノコとを間違えるはずはない

黒いビニール袋は現地では売られていない

  
須磨の現地では、「黒いビニール袋」はスーパーやデパートでも販売されていない。神戸市は4年前から黒いゴミ袋を使用しないように指導している。左は、コープリビングセンターのゴミ袋売り場。右は須磨団地のゴミ置場。


証拠隠滅のために強行されたタンク山改修工事

A少年の弁護団が抗告しないことによってA少年の処分が昨97年10月31にちに確定するやいなや、警察当局は、神戸市開発管理事業団にアンテナ基地の改修工事を強行させた。それは、真相究明の声の広がりを恐怖した権力による強引な証拠隠滅の工作にほかならない。

  
左 南京錠を大きな金ノコで切断すれば、取り付け箇所には傷跡が残る。この傷跡が残っていなかったので、当初はボルト・クリッパーで切断されたのではないかと報道されていた。
右 現在は全体が新しいノブ状の鍵にかえられている。また金網のフェンスも鉄柵に改造されている。


左 局舎の床下は約60cmあり、ここにJ君の遺体が置かれていれば見えないわけがない。須磨警察署が5月25日午前10時から26日午前0時まで警察犬を出して捜索した時も、局舎下に遺体はなかった、と報道されていた
右 現在はこの床下が見えないように、コンクリートのブロックを積み重ねて塞いでいる

両親に気づかれずに深夜2階の窓から出入りすることはできない


7 月10日付「調書」によれば、A少年は5月27日の午前1時から3時にかけて、首を入れたカバンに電気コードをつないで庭まで降ろし、2階の「窓から外に降り」、そして友が丘中学校の正門前に首を置いたあと、再び「鉄の柵を利用して、窓から2階の」部屋に戻ったとされている。けれども2階のA少年の部屋の窓(図の○A)の下は両親の心室(○Bの内側)なのである。首を入れたカバンを窓から庭に降ろしたり、本人が窓から外に降りたりすれば大きな物音がする。また少年の力では2階の高い窓に登ることはできないし、小さな鉄の柵(○C)の上に乗ったりすれば、必ず大きな物音がして両親は気づくはずなのである。
        

   

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