自衛隊によるクーデタの可能性

 以下、停戦委員会からのお知らせです。どうぞ、広めてください。

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避けられる戦争はなるべく避けたいとお考えのすべての方へ。

5月6日の朝日新聞(asahi.com)の記事が、非常に重大なことを報 道しています。
 http://www.asahi.com/national/update/0506/001.html

  防衛庁海上幕僚監部の幹部が、在日・米海軍の司令官を横須賀基地 に訪ね、海上自衛隊のイージス艦やP3C哨戒機のインド洋派遣を米側か ら日本政府に要請するよう働きかけていたというのです。そして実際に、 米政府はこれらの働きかけを、日本に行いました。
  これは、大変なことではないでしょうか。自衛隊は、文民である政府の 指示、国会の決議に絶対的に従うからこそ、軍の独走の危険がないこと が保証されているのであって、自衛隊のほうから政府を動かそうという工 作が裏でなされるなどということは、決してあってはならないことです。

私たちは、日本の国の一員として、このことに厳重に抗議する資格をも っています。そしてこの件にかんする限り、首相はじめ、内閣、国会議員な どのすべての文民は、このことを許さない立場にいるはずです。
  私たちは、これらの文民、私たちの社会の守り手を応援し、励まし、 このことに抗議するとともに徹底的に調査し、事実を明らかにして必要な 措置をとるよう求めることができます。
  また、マスコミに、私たちはこのような報道を重要だと考え、さらに調査 して報道して欲しいのだと伝えることができます。
  私たちは、おかしなことに慣れてしまって、かなりひどいことになっても 黙っている癖を身につけてはいますが、本当に譲れないときには声をあげ ていいのだと、自分の友人達に伝えることができます。
  まずはこのメールを転送することから始めてくださってもいいと思いま す。ひとことご自分のメッセージをつけてくだされば、さらにいいですし。

  もう一つ、このニュースから重要なことがわかります。
  現在、審議されている有事法制案は、簡単にいうと、有事の場合に自 衛隊や在日米軍が円滑に行動できるようにするという内容です。有事かど うかを判断するのは日本政府だということになっています。そして、日本政 府に判断に必要な情報を提供するのは、主に米軍・米政府です。
  ところがその米軍に、自衛隊が「日本政府にこういってほしい」と要請を 出すことがあるとわかったのですから、事態は違った意味をもってきます。 自衛隊が、自らのねらいを持って、有事法制が発動するようにはたらき かける可能性があるということです。これでは、軍部のクーデターを可能に する法律ということになりかねません。
  私たちは、今回報道されたことについて調査し、事実が明らかになっ て、しかるべき対策がとられるまで、有事法制を審議せずに凍結させてお くよう求めたほうがいいかもしれません。少なくとも、この法案が危険であ ることを、多くの人に知らせることは必要だと思います。

  停戦委員会は、このようなときに役にたつように、

武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 委員名簿
http://www.geocities.com/ceasefire_anet/misc/yuji_committee.htm

首相官邸や、国会議員、マスコミの連絡先などを集めたページ
http://www.geocities.com/ceasefire_anet/action.htm 

をつくりました。どうぞご利用ください。

また、有事法制についてのサイト  YUJI * STORY
http://www.geocities.com/ceasefire_anet/misc/yuji_index.htm

も、興味のある方は是非ご覧ください。

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 クーデターの現実性については、「法学セミナー」5月号〜の 関連記事を是非ご覧下さい。

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