◎ 「再審請求は立件しない」と神戸家裁

 以下は、7月17日付けで私のもとに届いた、「警察・検察の不正の告発を支援する会」の「お知らせ」からの抜粋です。


・・・極めて不当なことに、神戸家裁(五十嵐章裕裁判官)は、6月10日、後藤昌次郎弁護士らによる「再審請求」に対して何らの理由を言うことなく「立件しない」などと電話で回答してきました。・・・

  5月23日の「再審請求」申立(=「保護処分の取消のための職権の発動を求める申立」)から半月あまりで、かつ何らの理由も明らかにすることなく、ただ「立件しない」とのみ回答したことに私たちは怒りを禁じることができません。・・・申立書について、神戸家裁がその内容を何ら検討していないことは明らかです。申し立てにおいて提出した新規証拠---A少年のものとされている「供述」のようには、「11歳の少年の、死体の頚部を、糸鋸または金鋸によって、切断できない」ことを示した書面(内藤道興法医学博士)---を家裁が無視しているところにこそ、大きな問題があります。しかし、このことは逆に神戸家裁が神戸事件の疑惑の社会的な広がりを恐れていることを物語っています。

 ・・・今後の闘いの第一弾としてまず、「立件しない」とした神戸家裁の五十嵐裁判官を追及するために「質問書」を提出することを決定しました。すなわち、「裁判官は新規証拠(内藤道興博士の書面)を検討して再審理をなすべきかどうかを判断すべきだが、その判断が何ら明らかにされていない。いかなる判断で『立件せず』というのか」を問いつめようというものです。・・・

 私たち支援する会は、申立人の「質問書」に神戸家裁が直ちに回答することを求める声を大きくあげ、再審への道を切り開いていこうと考えています。・・・神戸家裁をさらに追いつめ、再審をかちとるために頑張りましょう

2002年7月17日

警察・検察の不正の告発を支援する会 (代表 弓削 達)
 
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